ある日、空を見上げていたら、ふと不思議に思ったの。
雲って、同じ形がひとつもないのに、どれもちゃんと“雲らしい形”をしている。
雪の結晶もそう。
全部ちがうのに、どれも六角形のきれいな模様をしている。
この「ちがうのに似ている」──そんな不思議な法則、実は自然の中にたくさんあるんです。
そしてその法則は、算命学の命式にもとても似ているなぁと感じるようになりました(^^♪
フラクタルって何?
「フラクタル」というのは、小さな部分の中に“大きな全体の形”がくり返されている構造のこと。
たとえば──
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木の枝:大きな枝の先に、小さな枝が同じように分かれている
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海岸線:上から見ると、どこも似たようなギザギザの形
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雪の結晶:小さな枝が、同じ形を何度もくり返して広がっている
これらはみんな「自然のフラクタル」
自然は、ただバラバラに形を作っているのではなく、同じパターンを何度もくり返しながら全体を整えているんです。
命式の中にもフラクタルがある?
算命学で使う「命式」は、あなたが生まれた年・月・日から作られる宇宙の設計図のようなもの。
命式をよく見ると、
中心にある「日干(にっかん)」を軸に、ほかの星たちが枝のようにつながっています。
たとえば──
あなたの考え方(木の枝)が、行動の仕方(小枝)や、人との関わり方(葉っぱ)に広がっていく。
そして全体でひとつの「生命の形」を作っている。
まるで自然界のフラクタル構造のように、命式の中でも似た形や、くり返すリズムがあるんです。
命式の中にも、この“フラクタルのしくみ”が見えてきます。
たとえば、木性の中にも“成長する木”と“根を張る木”があるように、同じ木性でも表れ方が少しずつ違うんです。
それはまるで、一本の木の枝が幾重にも分かれて、それぞれの形で空へ伸びていくようなもの。
また、日干の性質が家系や仕事の中で繰り返されるのも、自然のフラクタル構造と似ています。
命式の中に“小さな自分”や“親の影響”を見つけるとき、私たちはそのリズムの中で生きていることに気づくのです。
雲のように変わっても、根っこの形は同じ
人の人生は、雲のように変わっていきます。
晴れる日もあれば、曇る日もある。
でも、雲の中身がいつも“水”でできているように、人の根っこの性質(命式)は変わりません。
だから算命学は、「あなたが何者か」を決めつける学問ではなく、
「どうすれば自然の法則に沿って生きられるか」を教えてくれる学問なんですね。
ミツバチの巣と、命式のバランス
ミツバチの巣って、きれいな六角形が整然と並んでいますよね。
あの形こそ、自然が選んだ“無駄のないバランス”の形。
算命学でも、五行(木・火・土・金・水)のバランスをとても大切にします。
エネルギーの偏りを整えることで、人は安定して生きやすくなる。
つまり命式も、ミツバチの巣のように「バランスを取るための設計図」なんです。
人の体の中にも、自然の形がある
たとえば「肺」。
中をのぞくと、木の枝のように細かく分かれています。これもフラクタル。
息を吸うたびに、枝の先まで空気が届き、全体がひとつのリズムで動く。
自然の仕組みは、私たちの体の中にも息づいているんです。
算命学では、それを「気(エネルギー)の流れ」として読み解いていきます。
すべては繋がり、くり返しながら生きている
雪の結晶が、気温や湿度で形を変えるように、人も環境や出会いによって少しずつ形を変えていきます。
でも、元になる“形”はちゃんと自分の中にある。
算命学で命式を読むというのは、
「変化の中にある、自分だけの形」を見つけること。
それが分かると、人生の流れも自然の一部として見えてきます(*^^*)
最後に ─ 命も自然の一部
雲も雪も、ミツバチの巣も、人の命も。
どれもバラバラに見えて、同じ法則の中で生きています。
自然が作る形には意味があり、人が生まれた命式にも、ちゃんと意味がある。
算命学を学ぶというのは、人の命の中にある自然のリズムを感じること。
算命学=自然学。
木・火・土・金・水……と、エネルギーは螺旋のように流れ、上昇しながら宇宙へ繋がっていく。
あなたの中にも、宇宙の法則が流れています。
それに気づいたとき──
きっと、世界の見え方が少し変わりますね(´∀`*)ウフフ
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